「辞めたい」と思ってから、実際に辞めるまで。
何を、どの順番でやればいいのか。僕自身が57歳での退職を目標に準備していることを、時系列のロードマップにした。
期間は1年半で設定している。1年でも2年でも、考え方は同じ。順番が大事。
【18〜12ヶ月前】数字を固める期間
最初の半年は、お金の現実を直視する期間。
やること
- ねんきんネットで年金見込額を確認する
- 退職金の見込額を計算する
- 家計簿アプリで生活費を3ヶ月記録する
- ローン残債を整理する
- 「3つのお金」の計算を完成させる
→ [早期退職の前に確認すべき「3つのお金」](内部リンク)
→ 計算は [ラボの道具箱](https://taishoku-lab.jp/tools/)の無料ツールでできます。退職金の手取り・健康保険・年金・収支シミュレーションまで、登録不要・ブラウザ内で完結します
この段階のゴールは、「退職後の収入が月いくら必要か」を数字で言えるようになること。
ここを曖昧なまま進むと、あとの全部が曖昧になる。逆にここが固まると、不安が一気に減る。僕はそうだった。
家族に伝えるのも、この時期
数字を持って話すこと。「辞めたい」だけだと感情の話になるけど、「この計画なら成り立つ」と示せれば、建設的な相談になる。
→ [退職判断メモ ジェネレーター](https://taishoku-lab.jp/tools/report/)は、この相談のために作った道具。お金の見通しと準備状況を1枚にまとめて印刷できるので、たたき台になる
【12〜6ヶ月前】退職後の収入の種をまく期間
数字が固まると、足りない金額が見える。次は、それを埋める準備。
やること
- 退職後の収入源を決める(再就職、資格、副業、小さな商売)
- 必要なら資格の勉強を始める
- 副業を小さく始めてみる(就業規則の範囲で)
- 投資をしているなら、退職後の運用方針を整理する
ポイントは「退職してから考える」ではなく「在職中に種をまく」こと。給料があるうちは、失敗してもダメージがない。退職後にゼロから始めるのとは、精神的な余裕がまったく違う。
僕の場合は宅建士の資格と、このサイト。どちらも在職中だから、焦らず育てられる。
【6〜3ヶ月前】手続きの準備期間
辞めることが現実になってくる時期。実務の準備に入る。
やること
- 退職後の健康保険を決める(任意継続か国保か)
- 住民税の支払い分を取り置く
- 退職の意思表示の時期を決める(就業規則の規定を確認)
- 引き継ぎの段取りを考え始める
→ 任意継続と国保のどちらが安いかは [退職後の健康保険 比較計算機](https://taishoku-lab.jp/tools/hoken/)で、2年間の合計額を比較できます
健康保険と住民税は、退職直後に慌てる二大ポイント。先に調べておくだけで、退職後の安心感が違う。
【3ヶ月前〜退職日】実行期間
やること
- 退職の意思を正式に伝える
- 引き継ぎ資料を作る
- 退職金の受け取り方を決める(一時金か年金形式か)
- 有給休暇の消化計画を立てる
ここまで来たら、あとは粛々と。1年以上かけて準備してきた人と、勢いで辞めた人の差は、この時期に一番出る。
焦らなくていい
このロードマップを見て「やることが多い」と感じたかもしれない。
でも、ひとつひとつは小さい。ねんきんネットの登録は10分。家計簿アプリのインストールは5分。
大事なのは順番。数字 → 収入の種 → 手続き → 実行。この順番なら、各段階で「いつでも計画を止められる」状態を保てる。退職は、ギリギリまで引き返せる選択であっていい。
まず、今夜できる小さな一歩から。
※ロードマップの最初の一歩「数字を固める」が一人では難しい方は、FPの無料相談を使うとショートカットできます。